夜はまだひんやりだけど…

もうそろそろ洗うよ
マリ ハー
マロ フー
誰かのストーリー 最終話
そんな手の早い男には見えなかっただろうから、回りはびっくりしていた。ただ、つわりがひどくて大変だったらしい。妊娠がわかって、急きょ結婚の話が持ち上がった。
もう自分達のペースより早く、回りが動き出した。結果、彼女が妊娠三ヶ月の時に式をあげることになった。そして二人は晴れて夫婦になった。急行列車のような展開だったが、幸せは突然降ってきて、舞い降りた。
その時生まれた娘は、もう二人の娘のママになった。その後もう一人男の子を授かり、絵に描いたような一姫二太郎家族になった。あれから35年の月日が流れた。
彼女は相変わらず生き生きとして美しい。あの時の直感は間違っていなかった。付き合った期間は短かったけれど、彼女と結婚して本当に良かったな。35年目のありがとう。

