負けるもんか!「誰かのストーリー5」
もうこの歳になると、温和に慣れて負けん気がない。でも、このホンダの言葉を見ると、ふつふつと沸き上がる感情がまだあることに気づく。

誰かのストーリー5
髪の長いスラリとした女性が立って、こっちを見ていた。軽く会釈すると、向こうも頭を下げる。店員さんが笑顔で女性を誘導して来る。店員さん、何かしら楽しげだ。
女性は目の前まで来ると「・・と申します。はじめまして」と通る小声で言った。きれいな人だった。
「来ていただいて、ありがとうございます!」と言うと、彼女はニッコリと笑った。素敵な笑顔だった。
この状態は…ボールはすでに向こうに渡っている。「こっちは120%OKです。そのボールはどうしますか…どこかに投げ捨てますか。はたまた返してくれますか…」まだ、ろくに話してないうちから、そんなことが頭をぐるぐる回る。
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