誰だったんだろう
母さん、元気ですか?
この頃は、山登りによく行ってたね。
もう記憶はないかもしれないけど、元気だったね。3月で90歳になるよ。
長崎の家に二人の母を連れてきて、長期滞在してもらっていました。
私の母と二人で近隣の山に登ったのですが、こともあろうに山頂で道を間違え、迷子になってしまいました。
携帯のアンテナも立たず夕刻になり、母は元気でしたが、私は内心焦っていました。
途方に暮れていた時、向こうから白髪の男性が歩いて来ます。急いで駆け寄り事情を言うと「ここは佐賀県側に降りる道ですよ。案内しましょう!」本当にその人が神様に見えました。
しばらく歩き「ここを行けば長崎の方に降りれます」「本当にありがとうございました!」
何度も礼を言う私に「元気なお母さんですね!気をつけて!」
安堵しながら少し歩いて振り返ると…男性の姿はありません。長く細い道。横道に入ったのかな。
いや、もしかしてあの人は…本当に神様だったのでは。今でも思い出すと、そんな気がします。
その時母に貸したロングTシャツ
ヨレヨレですが、まだ着てます。
これを見ると、思い出す夏の出来事。
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